8日目 / 9日目、塩名田宿【千曲川】〜和田宿 (8月13日 水曜日)  / 10日目 / (目次表紙

本日の歩行距離28.21km (累計212.04km)

 5:10、起床。昨夜もちょいちょい目が覚めながらも眠れたか。夜、遠くで花火大会をやっていた様子。どんどんと音が聞こえた。千曲川のザーッと流れる音、水かさもここのところの雨で増している。昨夜も寒かった!! テントのフライシートを布団にしたら暖かくてよかった!!


 荷物を片づけて、テントを出ると、地元の人が橋から川を見ていた。「おはようございます」と挨拶をする。休憩所の水道で歯を磨いて出発。6:10。


 8:30、望月宿の歴史民俗資料館まで来た。薄曇りだが、陽射しもたまにあり、上着は暑いのでシャツ一枚。風が心地よい。この宿には犬神家一族の映画で使われた旅籠があった。この先、牧水の碑もあるので楽しみ!!(望月宿に入る前、元禄の仲仙道道標を過ぎたあたりで、立ちしょんした、f(^^;)
 9:02、出発。


 10:40、立科町役場で休憩。食べ物あるかと思ったが無く、望月でピーナッツチョコ3つばかり食べただけでお腹すいたー。この後、笠取峠があるのに、、。
 ここに来る途中、牧水の碑など見れた!! いい宿場町だった(間の宿、茂田井)。
 役場でトイレ借りた(小)。朝からずっとコンビニなど見かけていない。ちょっとした酒屋などはあったが。


 12:10頃、笠取峠を越えた。結局、何も食べられず、しかし峠を越えたところに「峠の茶屋」があり、焼肉定食(900円)+ご飯大盛りで!!(100円)を食べた。小鉢に塩こんぶ、梅干し2つぶが添えられていて、汗かき旅人には助かる。長野路、補給に気を付けないといけない。今日は薄曇りがちで、比較的すずしい方かもしれないが、水分等補給に注意だ(自販機はちょこちょこあったが)。


 食堂に猫がいる。かわいい。スマホの充電もさせていただく。笠取峠の道はいいが、だらだら登る。一昨日の碓氷峠にくらべれば何てことないが、次はいよいよ最高地点1600mの和田峠だ。


 食後、日記を書いていたら、熱いお茶を出してくれた。ありがたい!! 水ばかりでも体が疲れるのだ。「どこまで行くの?」とおばちゃんに聞かれた。
 13:10になったら出かけるか!!


 14:00?、3kmも歩かない内に、長久保宿の「一福処濱屋」まで来た。昔の旅籠建築を利用したものだが、無料の休憩所である。板の間に上がり込んで、ゴロッとするとすずしくて気持ちよい。トイレもウォシュレットではないが、とてもきれいで洋式である。早速、そろそろ心配になって来た懸案事項、本日の大を心おきなくする。

 ここは、お茶も自分で淹れて飲めるようになっている(ちゃんと片付けること!!)。コンセントもあったので、すいませんスマホ・カメラ充電させてもらう。事務室はあるが、基本無人のようだ。しかし、本当にきれいで、中を見るも出来、昔の旅籠造りの建物をじっくりと見ることが出来る。ありがたい。みんな、絶対にきれいに使わせていただこうね!! (新田さんにрオて、仕事の件。先方にもрオて、今日入金をしていただく。すいませんm(_ _)m)


 ここまで17kmくらい、あまり歩けてないな。もう14:50。
 2日野宿をしているので、和田宿では宿をとろうかと悩む。ネットで見ると、民宿みや、という魅力的なのがあったが、結構手前すぎる。明日の和田峠越えを考えると、出来るだけ先に行っておきたい。
 和田宿にもあまり店は無さそうだし、その先は20kmくらい諏訪まであるようだ。しかも山道。和田宿前で補給(食糧・水)を明日の分まですることにし、行けるとこまで行って野宿だ!! 方針が決まったら、あとは行動あるのみ!!


 みみず道祖神や山羊のいる家を通りながら、しばらく行くと、スマホの地図上では最後のコンビニ「セイブオン」がある。そこで補給だ。近くまで行くと、看板がある。「この先、諏訪まで宿はありません。民宿みや」だそうだ!! やはり。しかし、ここでくじける訳にはいかない。おにぎり3ヶ、固形栄養菓子3箱、コッペパン1、水500ml×2本、いもけんぴ、をセイブオンで買い込み、リュックに詰める。念のため、アルカリ電池(4本セット)も買った。


 和田宿まで来ると、もう夕暮れ。あちこちの家で、お盆の迎え火を焚き、家族連れが盆参りなどに出かける。各家では、故人の写真などを並べ、家族が集まり食事などをしている。街道筋には、提灯や灯籠が並べられ、町の人の俳句が書かれたりしている。花火を買いによろず屋に走るこども。家族の姿がここにある。昨年、東海道の由比あたりでも、同じような風景があった。


 宿を抜けると、だいぶ日が暮れてきた。泊るところを探しながら進む。しかし、なかなか頃合いの場所が無く、どんどん里からはなれて行く。何とかそのあたりで妥協しなくては、、しかし雨が降って来たら退避する場所も無いし、、などと思いながら不安げに歩いていると、こんなはずれなのに、山の方から軽トラが走って来た。すれ違いざま見ると、荷台には若い男女が並んで立っていた。運転席の上の棒を握り、風を受けて幸せそうに走って行った。「映画みたいだ」、天国の本屋という映画のシーンを思い出した。


 さて、どうするかと再び歩き出すと、雨がぽつぽつと落ちてきた。「何てこった」、こぶりの内にテントを張ってしまわなければ、、屋根の下なんて贅沢は言ってられない。とにかく今、雨をしのぐ場所を作らねば!! などと思い坂を登りきると、、、おーっ、何ということだ!! 屋根のある休憩所、あずまやがあるではないか!!
 コンクリートが打たれ、その上にテーブルとイス。そして屋根がおおっている。十分テントの張れるスペースが屋根下にある。昨日の塩名田の先、千曲川の河畔と同じだ。何という奇跡。特に、街道のコースになっている様子も無い。ひたすらテントを張れる場所を探すために、里はずれを目指しただけなのに!! 奇跡か!? ありがとうございます。本当にありがとうございます。


 雨は少しぱらついただけで、あずまやに来た時にはもうやんだ。しかし、天気予報では雨の可能性も示唆している。本当にありがたい。安心して休むことが出来る。さっそくテントを張り、中に荷物を入れ自分も入る。もう3日、風呂に入らないことになるので、あらかじめ和田中学校のところで濡らしてきたタオルで体を拭き、下着からすべて着替える。さっぱりする。そして、おにぎりを食べ夕食にする。水を飲む。ありがたい。


 そして、スマホは充電が心配だが、とにかく今日ソーラーで充電し続けたモバイルバッテリーで充電する。LEDランプの灯りがありがたい。くつろぎ、ガイドブックなどを見て明日のことを考える。少しすずしくなって来たが、屋根の下にテントを張れたおかげで、(雨よけに)フライシートを使わないで済んでいる。寒くなったら、又、これをかぶろう。間近で虫の声が聞こえる。水の流れる音。テントにもぐるだけで、こうして安心して横になれるのも不思議だ。昔の人の野宿はテントなど無かったから、どのようにしていたのだろうか。今とちがって、各宿場には宿がたくさんあっただろうから、そんな心配はいらなかったのだろうか。

千曲川河畔、中津橋で野営

千曲川、国語の授業でその名を覚えたか
 
素朴・やさしさ(左・御馬寄の石仏 右・百沢の双体道祖神)

元禄10年(1697)の古い道標 「仲仙道」と表記
 
牧水歌碑と、「牧水」を醸す武重本家酒造

中山道最大規模の松並木、笠取峠

峠の茶屋。 助かった!飯が喰える!

大盛りご飯で、生姜焼き定食
 
長久保宿 「一福処濱屋」
 
茅葺のバス停、みみず道祖神

山羊(やぎ)
 
和田中学校と、相撲の土俵がある和田神社

「焼きナスに 遠来の客 和みけり」

灯籠の並ぶ街道筋、家族の姿

よろずや
 
軽トラの荷台に若い二人  テントで一人ほっとする

今日のFacebookから


 
昨夜は、塩名田宿の先、中津橋を渡った千曲川河畔に宿をとった。

増水した千曲川の流れる音、どこか遠くから聞こえる
花火大会の音を褥に眠った。

今朝はまだ薄曇り。

歯もみがいてさっぱり。

さぁ、出かけよう!(^^)/

Facebook  2014.8.13 AM7:16



笠取峠。

峠の茶屋で、焼肉定食大盛をたべ、

中山道の古い道を通り、

長久保宿まで来た。

Facebook  2014.8.13 PM 2:51

  今日の宿から、窓越しの風景。

暮れ行く、和田宿遠景。

お盆の旧街道筋は、
家族が寄り添う、
素敵な町。

迎え火の煙る、
町だった。

Facebook  2014.8.13 PM 8:07



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