2日目 草加宿~幸手宿 2016年4月30日(土)


《草加宿~幸手宿 31.33km (total 52.8km)》

昨夜はテント設営後少し眠ってしまったものの、その後0:00過ぎくらいまで起きていて、なかなか寝付けず。0:00以降も3~4回寝返りの度に目が覚め、3:50くらいには何となく明るいような。

4:50起床。すっかり明るい。トイレ。テント撤収して5:35。顔を洗って昨日の残りのおにぎり(最後の一個)で朝食。明け方寒かったが起きてしまえば何てことはない。

5:50 出発!!(ここの木は桜か。春はきれいだろう!)

ほどなくして草加松原、芭蕉像。


《草加宿・日光街道道標》

《草加松原・札場河岸公園》

《芭蕉像》

7:25 蒲生大橋(綾瀬川)を渡った。蒲生一里塚のところで休憩(2.75km)。おだやかな天気となる。ベンチの前にいらっしゃる愛宕神社様にお参り(10円)。ここに来る途中、草加松原で犬の散歩のおじさんに声をかけられる。「寝袋が見えたからどこまで行くのかと思って」

7:31 出発


《蒲生一里塚》

 

7:50 清藏院(龍の門)、飛騨の匠か。


《清蔵院、龍の山門》

 

《日光東照宮造営に動員された工匠により建立されたと言う。飛騨の匠かな?》

8:00 蒲生駅入口(越谷市)。車道沿いだがGWのせいか交通量も少ない。だんだん日が強くなって暖かくなってきた。

8:15 新越谷駅入口。保険会社のビルが目立つ。南越谷駅もある。武蔵野線の下をくぐって行く。

8:41 6.43km、照蓮院のところの道端のベンチで休憩。暑くなってきたのでウインドブレーカーを脱ぐ。ここまで車道沿いの淡々とした道だった(県道49号)。ここから52号に分岐する。少し静かな道になるか?

照蓮寺にお参り(お賽銭10円)したあと、少し戻ってセブンイレブンに行き、麦茶とアンパン(小4ヶ入り100円)計200円を買う。少し小腹がすき、なんとなく甘いものを。トイレも借りる。ウォシュレットだったので一応座ってみるが、出るような出ないような、、で小だけ。戻ってベンチで麦茶とアンパンを食べる。食べ終わってみるとやっぱり大しとけばよかったかなー。でもそんなにしたいわけでもない。本当におだやかで気持ちのよい天気。 9:15 出発


《照蓮院 おだやかなお天気の中、お参りをして休憩する》

 

9:23 越谷駅入口

9:30 越谷駅あたりをすぎると旧街道沿の風情も感じられてくる。古い建物の写真を撮りながら行くと外目にも奥行きの感じられる蔵のある旧家があった。入口は閉まっているが戸前に二人ほど人がいる。道路の反対側から写真を撮っているとその前にクルマを停めていた人が去りぎわに「カギを開ける人がもうすぐ来るわよ」と言う。「うん?」と思い道路を渡り家の前にいた老年の女性と若い男の子にこんにちはと挨拶をしてみると、まさにそのタイミングで「カギ」を持った人がやって来た。どうやらこの旧家はボランティアの活動で見学できるようになっているようだ。うながされて中へ入ると、そこは大野家という材木商の娘のために建てた住居建物だそうで、蔵造りが特徴なのだと言う。まず蔵を見せていただくと総ヒノキ造りのめずらしい贅沢な造りなのだと言う。(通常は栗の木などを梁などには使うらしい)漆喰の扉もとても分厚くて重厚だ。この蔵は住居として建てられたそうで、そのすぐ横にはお客様をお迎えする専用の玄関があり、玄関を入ってすぐ、すなわち蔵の前は昔はお茶室になっていたと言う。

母屋の方は商家造りになっていて、床の間の欅(けやき)板は物入れの下まで続く樹齢500年はある一枚板。杉板の天井板、屋久杉だとも言われる戸板など、先ほどの蔵も含めて今の大工もびっくりするカンナ掛けの技術が光る逸品揃いなのだと言う。天井板も廊下の板も今では考えられない長尺の一枚板で、材木商が贅の限りを尽くして娘のために造ったのが分かる建物だそうだ。

店棚の方に行くとすでに表戸は開けられ、中から通りを見ることが出来る。五月人形や地元の染物の模様の板を活かした行灯も飾られ、通り側から見るのとは違う、大店からの風景に感心する。

その他、使用人の天井裏部屋(後に当主が書斎として使用)など面白い作りもある。10:00になると他のボランティアの人も来て手作りの街道カルタなど見せてもらう。僕も緑通信の名刺を渡し宣伝。ボランティア活動へのカンパに500円募金する。よいタイミングで見学が出来てよかった。今日は街歩きのイベントも10:30からやるそうだ。

10:20頃おいとまをして先を目指す。


《越谷駅入口》

《「鍛治忠」という屋号の雑貨屋》

《材木商「大野屋」の娘宅》

《総ヒノキ造りの蔵の内部》

《材に贅をつくした座敷》

《杉板の天井》

《屋久杉だと言われる一枚板の戸板》

《樹齢500年超の欅一枚板の床の間》

《長尺の一枚板廊下》

《店棚から街道を望む》

《太い梁が何本も走る》

《地元のみなさん手作りの街道カルタ》

10:30ころ、北越谷の駅まで来てトイレ大もしたくなったので、駅前の東急ストアでトイレを借りて大。ウォシュレットで助かる。同じ建物にマックがあり、カウンター席では充電も出来るようだ。まだお腹はすいていなかったが、バベポ200円とアイスコーヒーS100円、合計300円をたのみ、日記を書きながら充電もすることに。三又コンセント大活躍。スマホ、カメラ、バッテリーと3点同時充電を開始する。10:43。

日記を書き、今11:22。もう少しゆっくりして充電していこう。

11:32、犬竹さんからtel来た。「僕ばかりいつも自由にプラプラしていてすいませんf(^^;」「いいんですよ、それが中島さんのよいところです」「、、、、。f(^^;」

12:06 スマホ91%、カメラも満タンではないがそろそろ行くか!!

12:13 日射しが強くなってきたので、笠をかぶる。今回初!!

12:35 暑くなってきたので小さな公園のところで長そでインナー脱ぐ。気持ちのよい天気だ!!麦茶を飲む。なつかしい味。


 

《こんな小さな公園に心和む》

12:42 東武スカイツリーラインをまたぐ。踏切のたもとの居酒屋の名前は「かんかん」!!(踏切のカンカンという音がするから!?」

12:48 くねって伸びる道。旧道の面かげ。

12:53 大袋駅入口交差点。

13:14 せんげん台駅入口。国道4号。

13:34 武里駅入口。

13:50 腹が減ったので歩きながら家から持ってきたカロリーメイト(チョコ味)を食べる。日本橋から32km(国道4号)。

14:12 一の割駅口(藤塚橋交差点)。

14:25 春日部駅西口方面(16号)交差点。

14:33 東武野田線をくぐる。


《踏切のたもと、居酒屋「かんかん」》

《くねって伸びる旧道筋》

《国道4号沿いにて》

《立派な今風長屋門のある家》

《東武野田線をくぐる》

14:50 粕壁宿。久しぶりの座っての休憩。さすがに疲れた(道端にベンチが置いてある)。北越谷から粕壁宿(春日部駅近く)まで何もない淡々とした道だった。夏ならばかなりつらい道中となっただろう。この季節はさほど暑くもなく風も心地よい。途中、水分もガブガブ摂らないのでお金も使わない(麦茶を逆に気をつけて飲むようにしたくらい)。

ちょっと」トイレ(小)も行きたいがどこにあるかな?目の前にマックはあるが、、、。くつを脱いで休むと気持ちいい!!足が解放されるような、吹く風に吹かれて湿気った足・くつ下が乾いていくような!!

静かな街だ。風の音や、たまに通るクルマ、自転車で行きかう人たちの音。

15:06 さて、出発しよう!! トイレは途中でさがそう!!すずしくなって来たので笠はぬいで行こう。


 

《粕壁宿(春日部)でひとやすみ》

 

《江戸初期より続く米穀商「永嶋庄兵衛商店」》

15:55 北春日部駅入口。利根川(の支流)を渡って来た。この少し前に円空さんの足跡が。円空さんもここを歩かれたのだ。

16:05 4号沿い、ファミマがあったのでトイレ小を借りて、飲み物がなくなっていたので麦茶。小腹が空いたのでコンブおにぎり、計210円買う。イートインがあったのでそこで食べる。コンセントもあったのでスマホだけ充電!!

16:15出発!!


《利根川支流を渡る 粕壁宿の水運を支えた》

 

 

16:53 デジカメの時計のくるいを直す。20分~25分くらい進んでいた。

17:17 杉戸町役場。

17:30 埼玉農協(JA埼玉みずほ杉戸中央)、近津神社のところで休憩。日が外れてきて風が冷たくなってくる。そろそろ長袖インナーを着るか。くつを脱ぐと気持ちがよい。腹筋が多少筋肉痛か。さすがくつ下二日目だとちょっとニオイますね~。かきピーも少し食べる。ほっぺたにしみる~。昨日の焼酎もちょっとだけ飲む。おなかにしみる~f(^^)

さらに風が冷たくなってきたのでウインドブレーカーも着る。焼酎ももうちょっと飲んで暖まっちゃうかな。

18:00出発!!


《杉戸宿は北緯36度にある》

《「杉戸宿」という名の酒を造る》

《旧清地村鎮守近津神社 関口酒造は「清地村」という酒も造る》

19:00 幸手市に入る。道路沿いだが遠くからカエルの声も聞こえる。笠をぬいでヘッドライト装着。

20:20 「極楽湯」幸手店に入る。もう少し早く(極楽湯に)一旦は到着していたのだが、極楽湯幸手店は3:00までしかやっていないため、入浴・食事(ビール!!)後、近くで野営出来る場所を確認していたのだ。何とかよさそうな場所(降水確率も0%!!)も見つかったので、ゆっくり休むことにする。以前、甲州街道の旅の時、府中(だったと思うが、、)でも極楽湯を利用しているため会員カードは持っている。すると通常800円のところ700円で入浴出来る。もちろんタオル・作務衣の着替えもあるので有料借用品はいらない。しかも脱衣所ロッカーの「もどってくる100円」も諸事情により不要(≒100円もらった!!)に!!


《幸手市に入る 夜になるとカエルの声が聞こえる》

 

《極楽湯で風呂に入る》

広い湯船で体を伸ばし、ジェットバスで腰や足の裏をほぐし、石けんでカラダを洗いリラックス。身支度も含めて1時間くらい入っていたか。(体重、入浴前64kg→後、63.5kg!!) 新しい着物に着替えて身支度を整えると食堂で大ビールジョッキ!!うまい、かつ丼もたのむ。バッテリーの充電は出来ないので、そこだけは明日の心配をしたがリラックスする。FBの返信など。なんこつ揚げ(味濃い!!)、レモンサワー(甘い!!)も頼む。

23:00になる~。23:10、そろそろ歯を磨いて移動しよう。


~今日のFacebookから~


FACEBOOK 2016.4.30 AM 5:11
おはようございます! 草加宿の朝です。寒いです!(*^^*) これから支度して出発します。

 

 


FACEBOOK 2016.4.30 AM 6:11
朝日のなかの草加宿「神明庵」にて。胸のワッペンはぼくの旅を足元から支えてくれているインソール「FEET in DESIGN」のもの。 第1回目の旅からの友だ。

 


FACEBOOK 2016.4.30 AM 6:29
僕:「先生、今日もよいお天気ですね!(^^)/」 先生:「うむ、あまりキョロキョロして歩くでないぞ」 僕:「・・・f(^^;」


FACEBOOK 2016.4.30 PM 1:29
春日部です。「・・・に注意」(^w^)


FACEBOOK 2016.4.30 PM 1:38
ビールと餃子まで、あと77km!


FACEBOOK 2016.4.30 PM 3:54
利根川を渡って来た。ここにも円空さんの足跡が。

 


FACEBOOK 2016.4.30 PM 5:57
ただいま杉戸宿なのですが、日が外れてくると風はかなり冷たくなる。日中一番暑い時は、作務衣を脱いで半袖でもよいかなと思う暖かさ (心地よい暑さ)だが、夕方が近づくにつれインナーの長袖を着て、最後にはウインドブレーカーも作務衣の上に着る。真夏とくらべてかなり (100万倍くらい!)気持ちよく歩けるが体温調節を誤ると風邪をひきかねない。そんなわけで内燃機関にも多少の燃料補給も ケースバイケースだ。(いや真面目に!(^o^;))もちろんごくごく飲んではいけませんがね!(^^)b ほんとです!

 


FACEBOOK 2016.4.30 PM 6:11
渋すぎる銭湯発見!

 


FACEBOOK 2016.4.30 PM 9:35
カエルの合唱が聞こえます。(*^^*)


FACEBOOK 2016.4.30 PM 8:17
日光街道二日目 草加宿から幸手宿まで


FACEBOOK 2016.4.30 PM 9:52
僕:「先生! 風呂あがりのビールは最高っスね!(^^)v」 先生:「わしゃ、下戸じゃ(# ̄З ̄)」

 

カツ丼もうまい!(*^^*)(*^^*)


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