19日目 鳥居本宿~武佐宿 2014年8月23日(土)
昨夜は、夜中2:00頃か3:00頃、ものすごい雷雨に見舞われた。屋根の下ではあるが、水が流れてくる。タオルを堤防代わりにテントの周りに置き、被害を少しでも少なくしのぐ。 昨年の旅の後、防水処理を床面にしていたのだが、多少は効果はあったか。
テント内トイレをして雨が小雨になってから眠る。
5:00過ぎ起きて6:10出発。
3kmちょっと歩いてファミマ。大をさせてもらうがきれいなトイレ。ウォシュレットで感激!!写真も撮る。
おにぎり全品100円だったので、鮭とめんたいを買う。あとファミマ緑茶ペットボトル。歩きながら食べる。
正法寺のところ。
高宮宿、今日は地蔵盆だそうだ。「座・楽庵」という所の人が、声をかけて教えてくれた。
次の愛知川宿まで、延々と真っすぐの道。途中、各地で地蔵盆の用意をしている。地域ごとに集まってイベントを大人から子供まで一緒にやるようだ。形を変えた盆踊りのような感じか。 地域のつながりを再確認するような場になっているようだ。
(被っている)宮笠が壊れて来たので、途中ベンチで休憩して修理。つくつくぼうしが直ぐ近くで鳴く。
小さな池があり、蓮の花が咲き、しおからトンボもいる。セミの声も、ひとしきりの力強いだけでなく、秋を匂わせるバリエーションのある鳴き声がハーモニーをかなでる。遠くにいつも新幹線の音がする。
11:30、豊郷町下板で「日本のサイダー」を買い、休憩所で一休み。カロリーメイト、従兄にもらった熱中症対策サプリを食べる。トイレ小もする。同じような道が続き、ちょっと飽きてきたかも、、、!!
しばらく歩き、愛知川の駅あたりまで来た時、一台の黒いK自動車が僕を追い抜いて止まった。ナンバーをよく見ると、うん?「飛騨」。なんと高校の同級生の森田君が来てくれたのだ!!
日の当たった道の真中では暑いので、駅で再度待ち合わせる。聞くと、なんとなんと「けいちゃんを」僕に食べさせるため、カセットコンロとフライパンと荘川のけいちゃんを持って来たと言う。
駅前にちょうどコインランドリーがあったので、そこに洗濯物を放り込み、しばらく話をする(洗濯400円、乾燥100円×10分×3=300円)。いや、しかし、ここは滋賀県で彼はここに住んでいる訳では無い。 かなり遠方からどこにいるか分からない僕を探しに来たわけだ。「サプライズにするから」と携帯に℡などはしてこなかった。確かにサプライズになったが、僕を見つけたことがサプライズだ!!
洗濯物を今度は乾燥器に放り込み、さっき休憩した休憩所に行く。そこの東屋でけいちゃんを焼いて食べる。うまい!!最高!! ちょうど昼時でもあり、あわせて買って来てくれたおにぎりとぱくぱく食べる。 うまかった!!まさかここでけいちゃんとは!!
また駅に戻り、森田君と記念写真を撮り別れた。
洗濯物を取り込み、又歩きだす。
愛知川宿もはずれまで来て、又国道に合流しようとする頃、右の方からもくもく雲がわき、雷が近づいて来た。「まずいな」と思っていると、わりと近くで雷鳴が轟き出す。
危険を感じて近くの「山平㈱」という会社の配送センターの事務所に声をかけて避難させていただいた。
最初は軒先を借りていたのだが、雨が激しく(すごい!!)なってくると、「中に入って下さい!!」と声をかけて下さった。
外はすごいことになって来た。入口の椅子に座らせてもらうと、事務員さんがコーヒーを淹れて下さった。途中、帰って来られた所長さんも声をかけて下さる。
やがて雷は遠くなり、小雨になって来た。「何のお礼も出来ませんがありがとうございました」と挨拶をして出発する。
しばらく行くと町を外れ、ひたすらに広い畑道を行く。又、雨が降り出し、途中から雷も鳴り始めたので、畑(田んぼ)の中にある、又どこかの会社の軒を借りてやり過ごす。
その後は、新幹線の高架の下を横断する農道のトンネルで雨宿りをしながら行く。
ひたすら雨の中、真っすぐな畑道を行く。ビリーブ、一青窈を歌いながら行く。何故ここにいるのか不思議な感じ。
途中℡して予約を入れたビジネスホテルまでようようたどり着き、チェックイン。いやいや雷には無力にならざるを得ないから怖いものだ。洗濯していて良かった。 あそこで森田君に会っていなかったら、この雨の中、ここを越えてもっと先に進んでいたかもしれない。するとホテルはずいぶん先まで無かった。
18:40、チェックインした。風呂で着ていた物の洗濯をし、古新聞をもらい、靴に詰める。昨日、少し濡れたテントを部屋に干し、1Fのウォーターサーバーの水を飲み眠る。23:00頃か。
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