第5日目 2013年8月13日(火)三島~興津 46.9km

結局、わずかばかり寝ただけで3:10アラーム。大急ぎで身支度して3:32のチェックアウトに間に合う。 マンキツはごろっとできて良いが、サウナ同様、耳栓がいるな。あとアイマスクとか。慌てながらもチェックアウト後、うんこ。 細いの5~6本。気にしつつも、フリードリンクなのに、朝の一杯が飲めず。出かけてすぐに喉が渇くが、都合良く公園などもなく、結局自販機(110円 南アルプス天然水550ml)。

一時間弱、4.4km歩いたところで小休止。やはり朝ははかどる。しかし、ちょー寝不足心配。昼寝しながら行くべ。 3:40ころ出発したが、4:15頃からなんとなく空が明るくなり、4:46の今はセミも鳴いている。(岡宮公民館)

 5:32、二度目の小休止。「けん」というステーキハンバーグ&サラダの店の前。朝は人がいなくてどこでも休めてよい。日の出前はまだ涼しくてよい。 左足人差し指が少し痛いので、見たら先っぽにマメが。さっそくテーピングで補強。


《まっすぐに延びる東海道線》

 

《沼津 渡辺酒造》

しばらく歩くも、このまま1号線は単調でつらい。そこで、意を決して(ルールに逆らい)左に折れ、旧東海道方面へ。1kmちょっと無駄にしたが、その分、海岸線の道はすばらしい。 なぜ疲れが軽減するのか!!こういうところを歩きたくて来たのだ!! 途中買ってきた水(自販機 150円 いろはす)飲みつつ我は行く。にんたま4つ飲む。


《沼津方面を望む》

 

 

 

《百合の咲く海辺 タカサゴユリという外来種らしい》

 

 

 

海沿いを、海を眺めたり、島を眺めたり、空を眺めたり歩く。そのうち日が高くなって少し暑くなってくる。今度は海岸の横に伸びる松林の中の道を歩く。 ちろちろ木陰で歩きやすい。松林のさらに横は東海道(旧1号)が並走する。なかなかコンビニなどは無い(工場・会社→小さめの事業所が多い)が、自販機がちょこちょこあるので、喉が渇けば松林を横切り自販機で買える。 110円(富士山のおいしい水600ml)を買った。まだ朝飯にありつけないので、梅干し一粒も喰う。


《沼津の千本松原》

 

《富士市へ》

富士市に入り、しばらくすると松林歩道終了、旧国1に出る。


 

《「小林さんて誰が乗るっちゃ?」》

東田子浦駅に寄った。小さな駅、JR東海だ!! タクシーがやってきて「小林さんって誰が乗るっちゃ? おたくら?」とのんびり運転士が言う。


《東海道本線》

 

途中神社によりお賽銭(10円)出してお参り。その後、手水で頭を流させてもらい、手拭いもゆすぐ(すいません!!)。しかし、さっぱり、楽になります。 濡れ手拭いを頭に巻いて笠をかぶる。首元も、延髄も濡れ手拭いで涼しく!(太陽の延髄切りに用心)


 

腕が日焼けでひりひりしてきた。「檜」というところの交差点で小休止。今度は130円でダイドースピードアスリート500ml。

吉原、何もねー!! ハマッタ。三島の夜と同じような失敗。南北うろついて田子浦方面強行したが厳しい。人の歩くとこじゃない。 やはり遠回りでも東海道戻るか、、、、。130円(ダイドースピードアスリート)自販機。


《「田子の浦」うち出でてみても万葉の趣は無し》

ほうほうのていで富士市駅へ。これも最初読みを外し、南口へ行き、たいして店もなく、駅通路(エレベーターに乗り)で北口へ。 商店街らしきものもあり、BGM・アナウンスも流れているが人が少ない。歴史のある町のようだが、ご多分にもれずシャッターが多い。 一軒だけ見つけたそば屋でおすすめを喰う(1,050円 写真)。800円のランチ(そば・トンカツ・ライスなど)にすればよかったー。一息付く。


《「おすすめ」(揚桜エビが乗っている)》

700mほど離れたところにランドリーがあるのを調べ、そこへ行き洗濯。その間30分ほどテーブルにうつ伏せて寝る。 着ていたシャツも水道で絞り、そのまま着て身支度して何とか気合いだ!! 少し休んだせいか力が出てくる。あと18kmで由比。そこで水道水飲んで出発。


《コインランドリー「ふるいや旅館」》

富士川、驚異、橋こわい!!(高所恐怖症)


《東海道難所今昔「昔箱根、今高い橋」富士川》

  

富士川駅小休止。駅の水道で顔を洗い水を飲む(節約!!)。


 

途中、堀さんにメール。自撮り(スマホ)。富士川駅より2.2kmの自販機でアクエリアス(130円 500ml)。冷たい、やっぱりホンマもん(有名スポド)は沁みるぜ。

蒲原文化センターのベンチで休憩。トイレを借りて手拭いゆすぐ。青山社長の奥さんからCメールあり。

(静岡B/Kで一応お金をおろす。1万円 手数料210円)


《お盆の迎え火》 

《由比 神沢川酒造》

《由比本陣公園 東海道廣重美術館》

 

《街道脇の水路にいる亀》 

 

《由比の街並み》

《家々の前ではお盆の迎え火が焚かれる》 

 

 

 

 

 

由比駅まで来た。途中、お盆の迎え火を燃す人々に多く出会った。古くから街道に住む人たちの佇まい。古い家を覗くと、奥まで続く玄関土間に、 その右側に舞台のような盆飾りがしつらえられ、盆灯ろうが水色に灯っている。街道中がけぶりに燻されているようだ。

クリスタルガイザー500ml(100円)自販機。

この先、駿河健康ランドまで行くのにバイパスを歩けとスマホに出るが、本当に行けるのか? タクシーの運転士さんに聞いても「港から行けば行けるかも」などと曖昧。

バイパスで行けるか、240m程の標高の峠を夜道行くのでは、この疲労段階では生死を分けるかも。しかし、行くしかない。バイパス行けなきゃ峠だ!!と歩きだしたらすぐに交番があった。

おまわりさんに聞くと(人の好さそうな初老人)、つい先の所から行けるという。しかし、行ってみるとこれは危険だろうというジャンクション。 もしかしてもう少し先なのかと夜道を行って、それらしい信号のところまで行ったら、目の前に東海道線が横たわっている。越えようと思えば越えられないこともない。 しかし、見つかれば間違いなく新聞沙汰だ!! もう一度さっきのジャンクションまでぐるっと引き返し、その途中、二階の窓から火を捨てるやつがいてオレに当たった。迎え火をしていた周りの人も「当たったの?」と心配気。


《さった峠に月がかかる》

110円で南アルプス天然水500mlを自販機で買って、決死の覚悟で教えられた信号まで行く。確かにバイパスの歩道に入る表示があった!!


 

高速道路・バイパス・東海道線に挟まれた真っ暗な歩道を行く。これはこれで覚悟がいるー!!

途中、「冷やしぶっかけ桜むきえび天」を喰う(450円 券売機)。まるで、人もクルマも同じ乗り物としてピットインって感じ!!


 

 

《「冷やしぶっかけ桜むきえび天」》

 

《東海道線も光を投げ捨てながら疾走する》

 

《おーっ、あれに見えるは救いの砦か!?》

 

暗くなると無理に早足になり、通常より足の痛みなども我慢できてしまう。そんな風に、今日最後の力を振り絞るようにして駿河健康センターに着く。闇の中、輝くように出現した救いの宿のように見える。

チェックインし、マッサージ風呂など手際にこなし、急いでリラックスする。

体も洗い、早く眠りたい。。。

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